フィリピン英語留学に行く前にやっておくこと。今日はこのことについて書いてみようと思います。
フィリピン英語留学すると決めたら、気合が入ると思います。期間中集中して英語を上達してやってやると。
気合はいいのですが(自分がそうでした。。w)、その前に日々の準備が大切になります。なぜなら日本に住んでいる時にできることをフィリピン英語留学中に行うことはもったいないからです。そしてフィリピン英語留学に実際に行って思ったことはフィリピン英語留学はアウトプットの場にすべきと身を持って体験したからです。
その一 単語の勉強
英語にしろ中国語にしろ日本語にしろ。会話を成立させるときに必要なもの、それはボキャブラリーです。ボキャブラリーがないと話せませんし、何より聞き取れません。結果、相手が何を言っているかわからない状態になります。ここに悩んでいる時間が長いとその分、現地フィリピンで学習する時間がもったいないです。
これは非常にもったいないです。単語がわからないことには先に進めないので、結局、留学中に単語を覚えることから始めることになります。もちろん単語を日本で予習していたとしても、留学中は新しい単語を覚える必要はあるのですが、あらかじめやっておくと、スタート時点が違うということです。
仮に500単語を覚える必要があるとしたら、1単語目から覚えるより、200単語、300単語覚えていれば、そこからスタートできるわけです。フィリピンに行ってからも覚えることはできますが、単語の暗記は自分ひとりでできます。つまり日本でもできる!ということです。
2回目のフィリピン留学の時にスパルタクラスで1日40単語を覚え、毎晩テストさせられていたのですが、結構きついです。そう、短期間で覚えようとしてもキツイし、その場で覚えても短期記憶から長期記憶につながらず、残念ながら忘れることもあります。
覚える系のものは何周か自分で行って、ある程度の期間で無理なく覚えるほうが心身的に楽で負荷がなく、記憶の定着率も高いです。
もちろん、仕事や学校のメインのタスクがある中(またプライベートな用事もあるわけ)で、暗記するわけですから、毎日コンスタントに20単語暗記するというのも難しいかもしれません。ただ限られた時間でも毎日行うこと。少しでも単語を覚えるという姿勢が大事です。
習慣化できるとかなり力になります。
現在、中国語を勉強中ですが、単語を知ることが会話をすること、聞き取ることに直接響いてきます。このことは英語学習でも同じでした。また単語を覚えるにあたって重要なこととして単語の発音と文法上の使用方法をおぼえることも肝要です。
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この金のフレーズは通称「金フレ」とTOEIC受講者に呼ばれ、愛用される単語本で、TOEIC テストでほぼ毎回 990 点の満点を取得されている TEX加藤氏が執筆されてます。
TOEICで出てくる頻出の英単語が出てくること。すなわちビジネス英語に出てくる単語を覚えることができること。各単語にフレーズが付いているので、文章として覚えることができること。音声がダウンロードできるので、発音も聞いて覚えることができるところです。
英単語学習のまとめ
- 英単語は短期間でなく長期間で習慣化したスケジュールで覚えていくこと。くりかえしで覚えていくことが大事!
- 英単語は綴りだけでなく、発音を覚えることが大事。それにより聞き取ることができ、正しい発音も覚えることができる!発音を覚えることでリスニングも制す!
- フレーズとして覚えることで、自分で英作文あるいは、自分が英語で会話をする中で文法上の違和感を感じ、文法の誤りに気付くことができる。
その二 文法を学ぶ
よく留学エージェントのホームページで英語の文法をネイティブ(フィリピン人講師等)から直接英語で学べるといううたい文句があります。そう聞くとネイティブ(普段英語を日常的につかっているフィリピン人講師等)から学べる≒すごい良さそう≒納得感が高いですが、それは基本の文法がある状態でという前提条件になります。
正直に言いますと、日本の参考書で文法がわかりやすく記載されている優れた本はあります。同じ内容を英語で学ぶのと母語である日本語で学ぶのはどちらがいいか。
日本語で書かれたわかりやすい参考書で学ぶことのほうが圧倒的に効率がいいです。その勉強をした上で日常的に英語を使っているフィリピン人講師また、英語を専攻していた専門のフィリピン人講師に学ぶことが良いと思います。文法の知識ベースがある上でフィリピン人講師から英語で英文法を教わるとうまく回ることがありますが、文法の基本を知らないで英語で説明を受けるということは厳しいですし、日本語の参考書で母語でわかりやすい説明がされているのに同じ内容を英語で説明を受けるって微妙ではないですか?
また当たり前ですがフィリピン人講師の文法の授業は英語で行われるため、英文法の基礎がないと何を言っているかわかりません。そして文法上の英単語も必須です。例えば、Noun(名詞)、Adjective(形容詞)Preposition(前置詞)とかPresent-Perfect(現在完了形)とかですね。これらは一部ですが、知らないと何に対して何の説明をしているのかわからず、付いていけないということが発生します。文法に関してのボキャブラリーもないと何の説明をしているか把握できないという非常にモッタイナイ時間(1時間/日)を過ごすことにもなります。そのため英語で文法を学ぶ場合は、まず英語の品詞を最低限覚える必要があります。
日本で日本語の参考書で学べるレベル、範囲は日本で学習し、ベースとして固めるほうがいいと思います。それがあったうえで、英語の日常使いのフィリピン人講師から英語でさらに文法を学べるとワンステップ上の学習ができるでしょう。
英文法の基本の参考書は 総合英語Forest という参考書です。もちろん人それぞれの英語のレベルもあるので、すべての人に適した文法書ではないですが、高校で習ったレベルの基本文法を勉強する際は良書です。こんなの知ってるしと思っても、間違って覚えているかもしれません。これから正しい英語を使うために確認しましょう。
総合英語Forest は第7版まで出版されたあと、現在は 総合英語Evergreen という名前の参考書に変わったようです。第7版まで出版されたとはロングセラー本で、それだけ良書ということですね!
その三 リスニング、シャドーイング
上記2つの英単語の暗記と英文法の学習と並行して、可能であれば、リスニングさらに可能であれば、シャドーイングをすると良いでしょう。
リスニングをすることで、英語のリズム、スピーキングの感覚を付けることができます。自分が特にリスニングに効果的だったと思ったやり方は教材の音読とCD等の音源を再生してひたすら意識して音を追いかける作業です。音読することで、自分の発音を確認し、英語の表現を覚えます。結局のところ語学(会話)に関して言えば、どれだけアウトプットできたかがどれだけ会話できるようになったかと直結します。母語の日本語は日常使っているので、意識することなく会話できるようになったと思うかもですが、それも日々、日本語のテレビやラジオ、会話聞き、話をしているからだと思います。
シャドーイングは英語の音源を再生して、少しずらして同じ文言を口に出して話す練習方法ですが、これは自分の声で音源の音を打ち消してしまうことがあり、最初は難しいです。また心が折れるかもしれません。そのため、シャドーイングの前段階としてシャドーイングを頭の中で行う作業がおすすめです。イメージとしては音源を再生して、ひたすら音を追いかける作業です。再生音源の単語やセンテンスの意味が分からなくても、ここで大事なことは聞き取ろうとするのではなく、頭の中で音をひたすら追いかける作業(頭の中でシャドーイング)に集中することです。やってみるとわかると思うのですが、これが結構リスニング力のアップにつながります。
大事なことはだらだら「ながら」でリスニングの音源を聞かないことです。「ながら」でリスニングすることは何の意味もなく時間の無駄とこれまでの経験から思いました。長い時間だらだらとながらでリスニングするより、短い時間であっても集中してリスニングをすることが大事です。
リスニングの教材は自分のレベルにあった内容かつ、自分の興味がある内容の教材がいいでしょう。
プラスアルファ1 発音
よく発音は各国それぞれで違うから伝われば良いという論調があり、自分も昔はそう思っていましたが、昔働いた外資系企業のテレフォンカンファレンスで日本人の上司が思いっきりカタカナ英語のジャパングリッシュで正直、何の話をしているかわかりづらいということが部分、部分でありました。
もちろん、各国の人で英語の訛りはあり、相互の理解しようという姿勢が大事なことはコミュニケーション上ありますが、正しい発音を学ぶと実は相手にも的確に伝わることとリスニングが驚くほど断然あがり、発音は英語学習にとってかなり大事なポイントであると言えます。
自分の発音を気にして、英会話ができないくらいであれば、発音など気にしないほうがいいとよく言われますが、確かに一理あります。話さないと意味がありません。しかし発音をしっかりと学ぶことで、自分が話していることが相手に理解されやすいのと、リスニングの能力も上がるという側面も持っていることを知らないといけません。
実は発音はすごい大事ということが英語学習を始めてしばらくしてから、知ったことでした。なのでフィリピン英語留学で発音専門の講師による発音のクラスがあったら、ぜひ受講してみましょう。地味ですが、すごい大事です。自分の担当講師はまじめに発音の矯正に付き合ってくれ、ありがたく思っています。そして発音を担当している先生は発音めちゃいいです。メチャクチャいい発音のアメリカンイングリッシュでした!
発音で人気のある教材は英語耳ですね。
プラスアルファ2 英作文
英作文に関して言えば、日本ではまったくしてなく、フィリピン英語留学に行ったのですが、実際の留学期間中、毎日、英作文の宿題がありました。そしてこれがものすごい英語の会話、作文の力になったことから、英作文としてアウトプットする >アウトプットした文章を使って、会話するというプロセスが非常に大事だと思いました。
英語のスピーキングの強化サイクル
- 単語を覚える
- 熟語を覚える
- その単語、熟語を使ってセンテンスを作る
- その単語、熟語を使って英作文をする > 長文化
- フィリピン人講師にその英作文の文法、英単語の綴り等、校正してもらう。
- 校正され、修正した文章を音読する
- 校正され、修正した文章を使って会話する。
純粋な英作文とは違いますが、英語としてセンテンスを考え、瞬発的にアウトプットする練習に向いている教材が瞬間英作文ですね。
レベル的には中学英語ですが、悲しいことにこのレベルの英語すら、瞬発にでてこない実情というのが当時ありました。でもこれは「慣れ」だと思うので、やってみるといいと思います。
まとめ
以上、フィリピン留学前にやるべき3つのことプラスアルファ2つについて説明しました。
必ずこれらを全部やらなければならないというわけではありません。日常が忙しすぎて時間がないという人は単語の勉強だけでも良いと思います。
ただフィリピン英語留学はアウトプットして、修正して、インプットしてアウトプットしてというサイクルで英語の上達をする場としての最適の場だと思っています。オンライン英会話でもアウトプットはできますが、オンライン英会話は1日30分、よくて1時間でしょう。フィリピン留学の場合、担当講師が固定されていて、コースによりますが、4時間~8時間、1コマ50分、スピーキングに1日中集中してマンツーマンでアウトプットをし、効率よく勉強できる場は他にないと思います。
そのため、日本でできることは少しでも日本でやっておきましょう。と自分自身、実際に留学してみて思ったことでした。また実際に留学をして伸び悩みを感じたりしたら、これらの勉強に立ち返って、どの勉強、どのサイクルが原因となっているか考えてみることも良いと思います。
ある一定のレベルに到達して自分の勉強の目標や方法がわからなくなった場合は、語学学校の英語の講師に相談してみましょう。留学中にもらった分析した紙をみたら、案外、適切に分析されているなぁと思いました。何が不足しているか何をしたらいいかのアドバイスをもらえるかもしれません。
ではでは、事前にできる勉強はして、よりよいフィリピン英語留学を過ごすことができたらと思います。
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