香港へは何度か行ったことがあり、点心を食べに行きましたが、手頃な値段で美味しい、かつ食べたい点心を選べるという選択肢を手に入れるお店にこれまで出会えていませんでした。
これまで行ったお店は倫敦大酒樓(ロンドンレストラン)やミシュラン一つ星の添好運 (ティムホーワン)に行きましたが、これといった決め手に決めてにかけました。
もちろん、高いお金を払えば、美味しい点心に出会えるのでしょうが、手頃な値段で楽しみたいって欲求があるのですね。
今回行った一點心(読み方はイーディエンシン)は、値段も手頃で美味!、そして番号を配るので、並んで待つというストレスがない! と3拍子揃った素晴らしいお店でした、またメニューが中国語のみではないので、食べたい点心が選べるという利点もあり、香港に行った際は是非、行ってみていただきたい点心屋さんです。
ランチタイムは混むということで、MRT太子(プリンス・エドワード)駅で降り、徒歩3分くらい! 少し早めの10:45にお店に到着。なんとすでにお店の前は行列ができていました。その数、25人くらいといったところか。まじ?!
お店の入店システムとは
行列にちょっと引くも、ここで注意が一点。このお店は列に並ぶのではなく、レセプションの人にメニューと登記紙(順番が印刷されたカード)、注文表をもらうところからスタート。そう、列に並んで待つ必要はないのです。
コチラが登記紙、もらった順番に番号が振られているので、この紙をもらってから、メニューを眺め、食べたい点心をゆっくり熟考してやりましょう!!
点心のお店に行って困るのは、各点心メニューの中国語がわからず、それが何なのかわからないこと(一般的なのは除いて)、またワゴンスタイルの点心で見ることができても、料理の情報がないので、何の具材が入っているのかわからないこと。正直、半分は賭けみたいなものありますよねw 一度、添好運(ティムホーワン)で鶏の足先(日本で言うもみじ)の甘いたれの点心が出てきたときは、これだったかぁ~という想定外の思いをしました。
一點心(イーディエンシン)のメニューは写真が載っており、7か国の言語で料理名が記載されています。もちろん日本語表記もあるので、一目で何の点心かがわかります。値段も明確に記載されていて、わかりやすく安心ですね!ワゴンスタイルは一切ないので、別紙でもらった注文表に食べたい点心に正の字で書いていきましょう!
注文表を書き終わったら、レセプションの人に渡します。あとは順番が来て、呼ばれるのを待つだけ。列で待つ必要はないので、好きな場所にいれて、列に並ぶ義務がなく、椅子が空けば座って待てますので、かなり順番を待つストレスがないです。
中国語で136(イーサンリュー)と順番が呼ばれました。英語でも呼ばれるので、中国語がわからなくても大丈夫です。入店したのは11:10分でしたが、番号が呼ばれるのを待つだけなので、抜かされるなどの心配がなく、それほど待った気はしませんでした。まぁ土曜日では上々かと。また既に注文表が通っているので、着席後、すぐに食べたい点心が来るのも良いですね。
結構コレ、なにげにポイント高いと思います。
このシステムだからこそ、お店の回転が早く、多くのお客さんが入れ替わり、入店でき、効率的に点心を食べることができるんですね。
御覧の通り、お店の内装もキレイです!!
一點心のメニューです。
メニューを見てお分かりになるかと思うのですが、値段がかなり良心的ですよね!
香港でこの値段で店内がキレイで美味しい点心屋さんてないのではって思ってます。混んでいて、メニューもわからず、着席するのも注文するのもローカルの人以外ではハードル高すぎる点心屋はあるかもですが。
着席後、大根餅が来ました。腐乳(豆腐の赤麹漬けのソース)で食べると美味しいですね!具もたくさん入っていて、このお店の大根餅は美味しかったです。各テーブルに担当(点心を持ってくる人)がいるので、小皿やテーブルにないソースは頼みましょう。
豊科糯米鶏(ちまき)が来ました。アツアツなので、しばらく放置します。
続いて蒜香蝦春巻(左奥)、非王鮮蝦腸(右奥)が来ました。春巻3本入りなのですが、二人用に切り分けられていて心遣いがうれしいですね。味は普通でした。非王鮮蝦腸はエビとニラが柔らかい蒸した米の皮に包まれている料理で、エビがプリプリして美味しいです。香港のエビ料理ってプリプリして本当に美味しいと思います!
薄皮鮮蝦餃(蒸しエビ餃子)が来ました。こちらもエビがプリプリで美味しい!すぐにペロっと平らげました。おすすめです!
豊科糯米鶏(ちまき)を開封の儀をしました。葉っぱに包まれているので、あったかいままでした。中は鶏肉、豚肉が入っており、シイタケの滋味深い味がお米まで染みわたっていて、美味しかったです。ボリュームもありますが、おすすめです!
最後に甜點心の香芒奶皇巻。メニューでグッドマークが二つ付いていた点心ですね!なぜ、三つではなく、二つなのか、またこの点心しかマークがついていないのか謎ですが、一口食べてみると、柔らかいクレープ上の皮に包まれたマンゴーとカスタードクリームが口の中に広がって、「こ、コレはっ!!?」と思わず、顔が変わってしまいました。
人は予想を超えた食感で美味しいものを食べると顔が変わってしまうものですねw 美味しすぎて味を楽しみながらもすぐにぺろっと2個行ってしまいました。
食べ終わった後、ふとどこかで食べた味に似ているなんだったけなぁ―と口の中に残った味を反芻していると、わかりました。この味、タイのマンゴーとカオニャオ(もち米)を一緒にしてコンデンスミルクを掛けるタイのカオニャオマムアンではないかと!
カオニャオマムアンはマンゴーとごはんとコンデンスミルクという日本人的にビジュアルとして何で?と感じる美味しいデザートですが、よくよく考えれば、素材はほぼ同じなんですよねw
マンゴーとライスペーパー?とカスタードとココナッツチップ。こちらの香芒奶皇巻はカオニャオマムアンをさらに上品にして口の中で絶妙なコンビネーション味わえる絶品!確かにお店のおすすめマークがあるだけあるなと思いました。これは2皿頼んでよかったかもと思う一品でした!
一點心に行ったら、ぜひ注文すべき一品です!!!!
点心6品たべて会計はいくら?
二人でお茶代いれて、〆て169香港ドル ≒ 2367円でした。
安い!!!
まとめ
いかがでしたでしょうか。香港行ったら、点心食べようと思っていたら、一點心(イーディエンシン)を候補にいれてみるのがいいと思います!
最初は名店の蓮香茶室に行こうかと思っていたのですが、混むのと相席とワゴン式だったので、落ち着いて食べれないかな~と思い、一點心(イーディエンシン)に変更したのですが、この選択は当たりでした。!!
ぜひ行ってみてはいかがでしょうか~。
“一點心
- 最寄り駅: MRT 太子(プリンス・エドワード)駅
- 徒歩3分
- 営業時間
- 月曜~金曜: 10:00~0:00
- 土曜、日祝: 09:00~0:00
場所はコチラ
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