サンティアゴ巡礼 DAY3 サンタ・カタリーナ・デ・ソモサ~エル・アセボ

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サンティアゴ巡礼 DAY3 サンタ・カタリーナ・デ・ソモサ~エル・アセボ 27.69㎞

それでも朝はやってくる

泊まったアルベルゲはドミトリーで相変わらずの高齢者の方のいびきがあったが、疲労もあって寝入ったようだった。裏庭の洗濯物を取り込み、パッキングを済ませた後、朝ごはんを食べに併設されているバルに向かった。

カフェコンレチェとチョコデニッシュを頼み、テーブルで食べる。備え付けのテレビからスペイン語のニュースが流れていて、日常感を思い出す。

カミーノデサンチアゴ巡礼の朝食

アルベルゲを出て、昨日は全く余裕がなかったので、巡礼路に戻る前に村を散策する村役場のような建物とちいさな広場。滑り台の子供用の遊具がある空地。通りは 2 本のみで小さな村のようだ。

朝の光が秋のよう。

エルカミナンテアルベルゲの写真

通りを歩き始め村を出て、巡礼路を今日も歩く。日が昇り切らないと気温は上がらず、手袋をすることにした。相変わらずの晴天続き!

カミーノデサンチアゴ巡礼の写真

イラゴ峠越えまでの道のり

朝方、道で出会う巡礼者は若い人が割合多く、また足が長い欧米人ばかりだったので、1歩、1歩のスライドが大きい。ペースが速く、追いつけないし、トレッキングシューズが足に慣れていないので、自分の足も痛い。

自分のペースで歩くしかないので、ただただ歩く。アストルーガが出会ったブラジルの国旗をサイクリストや後続の巡礼者に抜かれっぱなし。

今日は新しい試みとして水筒に赤ワインを入れたのちょいちょい飲みながら、歩いてみる。1ユーロちょいのやすいワインなので、美味しくはないが、まぁ気分とする。

開けた大地を歩き続け、エル・ガンソという次の村を抜ける。ようやく日が照ってきて、気温も上がったので、ウインドブレーカーを脱ぐ。村を抜けて、また車道沿いの巡礼路を歩く。傾斜はだんだんとつき、峠を上っているよう。本日は難所の一つ、イラゴ峠越えなので、ばてないよう、自分のペースを守って歩く。先ほどのエル・ガンソという村が 900m でイラゴ峠が 1500m なので、600m の標高を歩いて登る予定。

昨日、パッキングを構成を変えてこれまでバックパックの右側に縦に入れていた寝袋を横にしてパッキングをしたら、重さが均一になって右肩が痛むことはなくなった。どうやら最適解だったようだ。このような簡単なことでも大きく変わるので、パッキングは大事である。

途中山の中を入り、粛々と歩くと次の村、ラバナル・デ・カミーノに着いた。村は少し大きめで、坂にきれいな建物が立ち並んでいる。滞在によさそうだが、まだ今日の巡礼は始まったばかりなので、バルで休憩せずそのまま歩き続ける。

ラバナル・デ・カミーノの写真

ここから山道は続き、傾斜のある尾根を歩いたりする。天気がいいのと少しお腹が減ったので、荷物を降ろし、座ってワインとチーズとフランスパンを食べる。

アストルーガで買ったゴーダチーズはオランダからの輸入で少し高めだったけど、味は塩気が効いていてとても美味しい。

しばらく歩くと水場があった。

フォンセパドン近くの写真

あっさりと着いたフォンセバドンの村

ここを抜けると目の前が開けて、フォンセバドンの標識が!もっと厳しい峠越えと思っていたので、拍子抜けするほどの感覚だった。エル・ガンソから登ったり下ったりとあったが比較的緩やかに標高を上げていくような巡礼路だったため、それほどキツくはなかったというのが正直な感想。気づけばフォンセバドンというような感じ。

フォンセバドンは最近まで廃村になっていたと言われるが、ここ数年の巡礼者の増加により、新築の建物がいくつか建築中で、お店やアルベルゲも新しい。巡礼者により景気がいいといったご様子。

フォンセバドンの写真

通りのアルベルゲで祝杯のビールを一杯頼む。「ウーノ、セルベッサ ポルファボーレ」と頼むと、スペイン人の巡礼者がセルベッサは瓶ビールだが、生ビールはカーニャだよと教えてくれたので、カーニャと頼む。キンキンに冷えていて、最高!実際にはカーニャは小さいグラスの生ビールらしいが、これ以降カーニャで統一することにした。

フォンセバドンのカーニャの写真

フォンセバドンで楽しみにしていたジビエのお味は?

イラゴ峠はジビエが有名で食べなきゃ損的なことを本で読んでいたので、Google で検索して、村の入り口の「ラ・タベルナ・デ・ガイア」というお店に入る。店内は中世のころの内装がテーマらしく、壁は毛皮が張られている。ジビエらしき食べ物は、シカの煮込みがあったので、頼んでみた。ビールはすでに飲んでいたので、ボトルウォーターを頼む。この日は水の代わりにワインを水筒に入れていたので、兎に角、水に飢えていた。ラ・タベルナ・デ・ガイアの店内の写真

シカ肉とジャガイモとナスの煮込みとパン。

とても一人では食べきれない量だが、一口食べると、シカ肉がしょっぱい。とてつもなくしょっぱい。恐らく塩漬けで保存していたのだろうけど、しょっぱすぎてあり得ない。ジャガイモとナスは美味しいのだが、メインのシカ肉がしょっぱすぎる。パンとジャガイモで誤魔化すも量も2人前くらいだったので、厳しい食べ物だった。とはいえ、日本人の性か、残せないというジレンマ。なんとか食べきってお店を出る。消化に大量のエネルギーを使いそう。

フォンセバドンのジビエ料理の写真

しばらくお店で休息を取った後、巡礼に戻る。

歩けば空腹になって、楽になるかもと楽観的に。

現在のフォンセバドンの村を抜けると尾根に昔の建物の後の石造りの廃墟が目に入る。風が通り抜ける尾根。

フォンセバドンの廃墟の写真

「Cruz de Ferro」(鉄の十字架)着

フォンセバドンの村を抜けてちょっとすると「Cruz de Ferro」(鉄の十字架)が見えてきた。十字架の下には石がたくさん積まれている。巡礼者が自分の土地の意思を運び、コの十字架の下に置くのが風習なのだそう。カミーノデサンチアゴ巡礼のアプリによるとサンタ・カタリーナ・デ・ソモサの手前の台地でここに置く用の石を拾っていくと良いとアドバイスがあった。

鉄の十字架の写真

近くに休憩所のような建物と駐車場があったが、時季外れか休憩所は空いてなく、駐車場は一台も車は止まっていなかった。太陽は正中を過ぎ、暑さは増す一方で、Tシャツになって歩きました。

またワインを水代わりにすることは無謀だと身をもってわかりました。アルコールなので体が脱水状態になる・・

ここから氷河時代を経たような固い削られた岩盤のような道が続く。

マンハリンまでの道のりの写真

尾根伝いにひたすら歩いてようやくマンハリンに到着。アップダウンが多いせいか、暑さのせいか、距離の割に到達するのに時間がかかりました。ここはトーマスさんというテンプル騎士団の儀式をしている有名なアルベルゲなのですが、まだまだ距離を稼がないといけないということもあり、さらに歩みを進めることに。

マンハリンの写真

マンハリンを過ぎると放牧地帯を横目に尾根伝いを歩く道です。景色がいい!風も気持ちよいです。ワインを飲み切ってなくしたい。。。

マンハリンを過ぎた放牧地帯の写真

次の村、エル・アセボまでガレ場のアップダウンが繰り返し、体力的にもキツイ感じ。遠くまで見渡せるも次の村が見えないので精神的にもキツイ感じ。反対側から登ってくるスペイン人のおじいさんに会った。お互いに「ブエン・カミーノ」とあいさつする。折り返し巡礼だろうか。

エル・アセボまでの道の写真

巡礼路は時折、車道とクロスする。タクシーの電話番号のステッカーが所狭しと貼ってある。きつかったら、タクシーに電話してピックアップしてもらえる仕組み。英語が話せるドライバーならいいが、スペイン語のみだったら、電話しても話が通じないだろうなと思いながら、歩き続ける。

カミーノデサンチアゴ巡礼のタクシー看板

ようやく日が暮れる前にエル・アセボの村に到着

ようやくエル・アセボの村に着く。足はガクガクでギリギリの状態。この村にはドナティーボ(寄付制)のアルベルゲがあると調べておいたので、初めてのドナティーボアルベルゲに宿泊と意気込んで、アプリのマップ通りに行くも、まったく見当たらない。通りを歩いているほかの巡礼者らしき人に聞いたら、親切にも連れて行ってくれた。

エル・アセボの寄付制のアルベルゲの写真

中に入って、チェックインを済ませる。主はボランティアで来ているらしく、普段はパンプローナで警察官の仕事をしているとのこと。もう一人のボランティアの人は消防士の仕事をしているらしい。19時にみんなで夕日を見に行こうというので、ダッシュでバルに行き、今日のカーニャを飲む。つまみには初めてオリーブが出た。時間がなかったので、カーニャを一気飲みし、アルベルゲに戻る。ビーチサンダルに履き替えたので、足が恐ろしく身軽。エル・アセボのバルの写真

夕日が沈む。眼下にポンフェラーダの街が見える。

エル・アセボの夕日の写真

ドナティーボのアルベルゲではいろいろな国の人と出会った

夕食は多国籍(フランス人、スペイン人、インド系オーストリア人、アメリカ人、イタリア人)なメンバーで会話を楽しんだ。フランス人はすでにサンジャン・ピエド・ボーからサンチアゴ・デ・コンポステーラに巡礼が終わっており、帰りは逆ルートで巡礼するとのこと。インド系オーストリア人のおばあちゃんは昨晩は野外で寝袋で寝たと言っており、小柄の体から想像できないほど、どんだけ強靭なんだと思わされた。夜は 8℃は切ってると思う。

寄付とは思えないほどの料理が出て、美味しくいただくことができた。しかし昼のシカ肉の古ボリュームセットを食べていたこともあり、最後に出た豆のスープは食べきれない状態に。お腹も胸もいっぱいに。

フランス人のおばちゃんがこれを水に溶いて飲めと言ってくれたので飲んだところ、すごいお腹が楽になった。メルシー、おばちゃん!

フランスの胃薬の写真

食後にアルベルゲのボランティアの人が手品を披露し、場を和ませる。

エルアセボの手品の時間

食後はみんなで皿を洗い、片づけをする。アルベルゲ内は新築に近く、トイレもシャワールームもキレイで二回のベッドも清掃されており、ハイレベルなアルベルゲだった。寄付をして就寝した。残念ながら爆音のいびきがドミトリー内に響き渡ったので、耳栓はしていうものの熟睡はできなかった。また日に日に巡礼に体が慣れていっているのか初日のようにイビキの中でも爆睡というのはもはやできず、残念ながらそのような芸当は最初のみ有効なビギナーズラックのようだった。

  • 本日の巡礼は 9時間33分
  • 09:07 ‐ 18:40
  • 歩行距離は 27.69㎞
  • 天気: 晴
  • 気温: 不明
  • ALBERGUE PALLOQUIAR: 寄付

アップダウンが多かったのと、後半ガレ場等の歩きにくい道があったため、距離は稼げない結果となった。寄付制のアルベルゲはとてもキレイでベット数もたくさんあり、他の巡礼者と交流もしやすかったので、オススメです。

巡礼のエル・アセボまでの道のり

カミーノデサンチアゴ巡礼のルート